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漁師の部屋
私たちの漁業と漁法

私達地元の漁師は1年を通していくつかの漁法をやっております。

1.底建て網.2定置網.3刺し網.4採藻漁.5棒受け漁.6一本釣り

でもほとんどの人が底建て網という漁法を知らないのではないでしょうか?
この漁法が私達地元の大部分を占めています。今でこそ近隣町村の漁師もやっていますが昔は地元特有の漁法でした。ここ地元が発祥の地らしいです。

私達の漁法の新年度は9月から始まってますが、実質的な漁は11月〜翌年の4月までです。この6ヶ月の間に年収のほとんどを稼ぐことになります。
12月のウマヅラカワハギ・タイetc
1月〜4月メインのヤリイカが主な漁獲!最盛期です。
逆に5月から8月まではヒラメとか揚がりますがあんまり金にならない。
春から秋にかけては閑漁期です。この間 刺し網、採藻漁、一本釣りなどをしています。

底建網
では底建て網とは、どういう仕掛けなのでしょうか?簡単に説明しましょう!

おおざっぱな説明で言うと、箱形の網を底に沈めておきます。
そのためにアンカーを4個(120kg〜160kg)使います。
そして一番深いところで120mくらいの所に沈めます。
そのために使うロープの長さが200m〜260mこれを4通り分
網の4隅より張りを賭けて海の底に固定します。
箱形の網には魚を導く網が2本付きます。その長さが75m×2
それが網の入り口に一本づつ付きます

底建て網漁
     
網入れ競争直前        クラゲがいっぱい          まずまずの漁だ 魚の選別中        
採藻漁
モズク漁
岩モズク、まかモズク、ソーメンモズク、海ソーメンなどがありますが、
ウエットスーツを着て素潜りか、磯船でホコでねじりとるやり方の2種類で漁します。
(漁師日記2003年7月参照)

エゴ漁
この漁のしかたは磯舟でホコの先にねじりという漁具をつけて、ねじりとるやり方のみの漁です。
エゴとはなんぞや?
エゴてんとか、エゴのりとかきいたことがあると思いますが、海藻の一種です。
乾燥させたエゴを40分くらい煮詰めるとドロドロになり、冷えると寒天みたいに固まります。
それがエゴてん!栄養満点!
高級和菓子とかの材料になるらしいです。



エゴ漁

 エゴの選別と乾かし
ハタハタ漁
岡から数十メートルの浅場での漁場です。
そこにタナゴ網(小型箱網)を仕掛け、ハタハタが入るのを待ちます。
ハタハタが入れば夜中でも網おこしします。というのも網に入った雌のハタハタが網に卵を産みつけてしまうため、そして大量に入るため網がパンクする前に網からハタハタを引き上げる。
1週間も続けば心底疲れてしまうのだ・・・が結構金になる!
   

ハタハタの選別 
漁師の一年と主な行事
船玉様の大祭(17年1月20日更新)

 
前日、船に大漁旗を揚げ船の神棚にお供えとお神酒、魚をあげてる様子

旧歴の1月11日(新暦の1月19日)この日は毎年、船玉様の大祭(船神様の大祭、地元では船の年取りといっています)で船に大漁旗をあげて船のお正月を祝います。
この日は毎年私たちの気の合う11人の仲間が集まり、仲間で祭っている神棚に魚、お神酒を上げて昨年のお礼と今年の安全祈願と大漁祈願をして、恒例の親睦会を始めます。

この日はかく船の親方衆、その親方に使われてる雇われ人がメインで無礼講で飲みます。
その中に機械屋の親方(エンジン関係)魚網会社の担当者を招待したりしていろんな情報を仕入れる場所でもあります。
こういう風に他の漁師たちも各場所で気の合う仲間と同じように一杯飲みをして祝っています。

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